「柴犬BBS」(今はございません)に或る日、とても興味深いカキコミがされました。リプライを続けていくうちに内容が膨れ上がり「こ・これは保存しなければ!」と思ってしまったのでした。ここに学会討論(BBSへのカキコミ)をコピーいたします。柴犬あるいはその繁殖に関して少しはお役に立つかな?

毛色の遺伝子 投稿者:のん父  投稿日: 9月25日(火)23時07分54秒

 いつも、ご教示ありがとうございます。
最近、白柴を見て、柴の毛色は、どのように決定されているのか興味を持ち調べてみました。
しかし、これといった文献は見つからず、The Total Shibaに一部載っているのみのようでした。
ブリーディングには重要と思われますが、現在どの程度解明されているのでしょうか? また、文献がありましたら、ご紹介ください。
ダックスやラブラドールでは、かなり分かっており、毛色に関係する遺伝子は6〜7種類みいだされているようです。
このうち柴の毛色に関係していそうなのは、A(agouti:ayが赤,atが黒), C(chiinchilla:白), E(exension:色の発現の制御)かと思い、私なりの仮説を立ててはみましたが、柴にあてはめて良いでしょうか?


      

Re:毛色の遺伝子 投稿者:じゃむ  投稿日: 9月27日(木)02時07分49秒

 うわぁ!ちょっと高度な質問で困りました。 (おまけにThe Total Shibaは真面目に読んでないヨ〜)(^^;
 私が今までに目にした文献は全てメンデルの法則で表されていました。 これって簡単ですよね、2つあるいは4つづつの遺伝子の組み合わせで確率を出している訳ですよね。でも実際はDNAを覗けるわけではないので何が出るかはお楽しみなのでしょうが・・・
 The Total Shibaに出ているAyatの胡麻は日本ではこのように簡単には出ないと思います。 なぜなら、私は日本の柴犬の胡麻毛の遺伝子って確立していないと思っているからです。
ま、それはさておき・・・
「日本犬の毛色」として調査研究した文献が日保会報平成8年度第4号に載っております。 日本犬の各犬種の毛1本1本の色調の違いを研究したものです。 柴犬の毛は3色(あるいは3段)毛と言われて(4色もあります)一本の差し毛の中に 3〜4色のグラデーションがあるのが良しとされています。(根白と言って毛根に近い部分は 淡い色である)
 こんな複雑な毛色を持つ柴犬の遺伝子ってすっごく奥が深いと思うのですが・・・


毛色の遺伝文献 投稿者:じゃむ  投稿日: 9月27日(木)15時14分41秒

 日本犬の毛色の遺伝に関しては昭和47・48年に農学博士の長倉義夫氏によって 「日本犬」(講談社)と日保会報の中に書かれております。
1.黒褐対立遺伝子として、B(黒)とb(ブラウン・褐)で表し、BB(ホモ黒)・Bb(ヘテロ黒)・ bb(ホモ褐)の各組み合わせによって 優性・劣性遺伝の法則が成り立つ(黒は褐に対し優性) とされています。
2.白斑複合遺伝子はS,si,sp,sw,で表されますが、私見として白斑は現代の柴犬の遺伝には当てはめなくてもいいと思います。
3.濃色複合遺伝子はC,cch,ce,ca,で表示。chはチンチラ、aはアルビノ、eはこの中間と考える。いずれもC(黒・タン・レバーなどの色を鮮やかで濃い赤かタンにする因子)に対してこれを白化しようとする(白柴を作る)因子です。 (これらはCC黒には全く作用しないとのこと)と言うことです。


毛色の遺伝2 投稿者:のん父  投稿日: 9月27日(木)15時41分20秒

 分かりにくい質問に、ていねいに答えていただき、ありがとうございました。
確かに毛質の味わい深さは、遺伝子のみで説明できないですね。 私は、E遺伝子という色の発現を制御しているものが、重要かと推測しました。 あくまで、ダックスやラブラドールの場合ですが、EE>Ee>eeの順に発現すべき色を 鮮やかに出すようですので、黒柴がatat、赤柴がAyAyかAyatで、その濃さはE依存か と考えます。 ひょっとすると、鮮やかな赤柴はAyAyEEで、胡麻柴はAyatEeとかかもしれません。 白柴はeeだから鼻も黒くなく、その上に、白を出すC遺伝子も劣性ホモなので、 展覧会や繁殖NGなのかな、なんて考えました。

黒柴はダックスでいうと、ブラック&タンに相当すると思います。 ダックスでは、ブラック&タン同士の交配で、普通はレッド(赤柴に当る)は産まれないが、 生まれる可能性があるや否や、というブリーダーさんの論争があるみたいです。
黒柴同士のペアではいかがでしょうか? やはり赤は生まれないのでしょうか?
また、この黒柴同士は避けるという話も聞いたような気がするのですが、 なぜなのでしょうか?
これは、先日のもこなちゃんのケースを拝見して感じたことですが、私は こういう事を夢想するのが大好きなんです。


白×黒= 投稿者:Shimomura  投稿日: 9月27日(木)22時01分22秒

 遺伝のお話興味深く拝見しております。
茶×茶の両親を持つ白♀と黒×黒の両親を持つ黒♂で 飼っていますが、何処までさかのぼって色を調査したら 予想が出きるのかさっぱりです ^^;


訂正 投稿者:じゃむ  投稿日: 9月28日(金)20時59分11秒

>2.白斑複合遺伝子はS,si,sp,sw,で表されますが、私見として白斑は現代の柴犬の遺伝には当てはめなくてもいいと思います。

 これは私の思い違いでした。これは白斑の拡大因子ですので、ウラジロやシロタビの拡大、逆マスクなどに現れるものだと思います。S(一つも白斑を持たない)に対しswは全身白で秋田、紀州犬に属し、白犬の耳や尾の付け根に淡く残った色はこの因子を証明している。とあります。


毛色の遺伝3 投稿者:じゃむ  投稿日: 9月28日(金)21時40分18秒

 A因子とE因子について農学博士長倉義夫氏は・・・

A=黒とレバー。全身を暗色で包もうとする因子(Asとも書かれる)。ニューファウンドランドや黒ラブなど10犬種を上げているが何れも日本犬の毛色に相当せず。
ay=タンまたはセーブル。(赤柴に相当)Cがからむと柴の赤やタンの色が増し、cchだと褪色が現れる。
at=タン斑。(黒柴に相当)
aw=野生灰色(狼灰色)。毛1本1本に明暗の縞があり、根元のほうは淡色で先端は濃い。ayayやayat型にも、ある特定部分にだけ見られる。本来の縞毛(ブリンドル)はebrで表すがay、atの縞の出来具合と似ている。

Em=黒マスク因子。パグが代表犬種(私見:あと三河犬かな?(^^;成犬になっても黒マスクが取れない柴はこの因子のせい?)
E=暗色の拡大因子(A因子の性質と同じで、見分けは連座する劣性因子の性質から比べる)
ebr=虎斑や縞模様(先に記したブリンドル)
e=明るい黄や赤でayやatとの違いは刺し毛に黒やレバーが無いこと。

私見:結局A・S・C・Eの各因子(柴犬として適さない因子もある)の複雑なる組み合わせで、何一つ同じ毛色やマーキングの柴犬はいないということですよね。良く言われる柴犬の血統(血液)の純粋性というのはこの中の雑種的因子をもたないということになりますかね。(ベテランはよく毛の1本で解かると豪語します)


毛色の遺伝4 投稿者:じゃむ  投稿日: 9月28日(金)22時25分18秒

>白柴はeeだから鼻も黒くなく、その上に、白を出すC遺伝子も劣性ホモなので、 展覧会や繁殖NGなのかな、なんて考えました。

確かに白柴は優性遺伝子を持たない結果の毛色ですよね。展覧会や繁殖に適さないというのはうなずけます。しかし紀州犬は昔は有色(赤や胡麻)が白より多かったのですが、白に優秀犬が出たということで白に繁殖が集中して、有色壊滅の今に至ってます。
黒柴同士の交配を避けるのはベタ黒が出るとか、黒が拡大するからです。(しかしどうしても黒が欲しい人は手っ取り早くこれをしてしまいますね)鉄錆色を出すには黒因子を持った赤や胡麻との掛け合わせが必要です。
黒同士で赤が産まれるか?というのは面白いですね。日保の会報に投稿してみてはどうですか? 私のほうでも知り合いに聞いてみますね。


大変よく分かりました 投稿者:のん父  投稿日: 9月28日(金)23時45分24秒

ありがとうございます。色々な疑問が解けてきました。
今回他犬種のHPを巡っているうちに、ラブラトールのブリーダーさんの掲示板に書き込んだところ、 その方の知り合いの柴のブリーダーさんは、黒柴と白柴を交配すると、良い黒柴が出ると話されたそうです。 これは、cchが褐色を出し鉄錆色をよくするというお話と合致します。面白いですねー。 ますます、柴が好きになりました。大変有意義な、お話を誠にありがとうございました。


黒X白 投稿者:じゃむ  投稿日: 9月29日(土)22時11分30秒

>黒柴と白柴を交配すると、良い黒柴が出ると話されたそうです。これは、cchが褐色を出し鉄錆色をよくするというお話と合致します。

私の推測ですが、黒X白だとタンの無い犬ができると思います。
at(このtはタン斑で一般にタン以外の部分は黒が出る犬種が多いので ブラック・タンの因子とされる) よってこのタン斑にcchが関係すると、黒柴のタンの部分が褪色(薄くなるか白っぽくなる) 結果、ブラック・ホワイトの毛色になる。
黒柴の審査決議事項にタンが必ず現れなければならない部分が指摘されています。


ダックスの毛色 投稿者:のん父  投稿日:10月 1日(月)20時58分03秒

ちょうど、今月のJKCの会報「家庭犬」にダックスの毛色について書かれていました。
Webでは、以下の3サイトが大変参考になると思います。
『47 REMINGTON'S』*http:// がダックス 
*http://.htm がラブラドール
『Dachshund's Room!!』*http://www.html に全犬種のリンク集

(*リンクは現在サイト上に存在しないので削除いたしました。8/8/2012)


ありがとうございました 投稿者:アムママ  投稿日:10月 1日(月)23時55分44秒

静岡展では大変お世話になりました。
ここは本当に学会のようですね!!
ちなみに赤柴×白柴でキレイな赤柴が出ると聞きましたが、どうなんでしょう?


ダックスは 投稿者:じゃむ  投稿日:10月 2日(火)00時07分07秒

タイプも毛色も毛の質も種類が多いですから、難しいですよね。
一般的な色の遺伝だけを考えるのであれば、ダックスと柴のB&Tを
同一視してもいいのかもしれませんが、(でも柴のB&Tには白毛の存在が大きいゾ)
私はやはり毛質の違いからダックスとは切り離して考えたいですねぇ。

紹介してくれたサイトのブリーダーたちがなぜ毛色の遺伝について詳しく書くのか
よくわかりますよね、今月のJKCの会報「家庭犬」にも書いてありました。
「繁殖のあり方について
繁殖とは、ただ子犬を産ませるという事ではありません。」


Re:ありがとうございました 投稿者:じゃむ  投稿日:10月 2日(火)00時42分41秒

>ちなみに赤柴×白柴でキレイな赤柴が出ると聞きましたが、どうなんでしょう?

どうかな?たまたまキレイな赤が出ただけかもしれないかも。
作出は一代限りのものではないので、その次の代には優秀なのが出るか?というのも 考えなければいけないと思います。
種雄を探すのも、その雄に優秀な子が生まれているかを見るのが良いですよ


毛並みのこと 投稿者:白柴の父  投稿日: 1月31日(木)18時38分33秒

柴犬学会を拝見しました。
私は10月の白柴雄を飼っております。
白にこだわりブリーダーさんにお願いして出産情報を貰いつつ出会いました。
しかし何故か、保存会では白は御法度。ブリーダーさんも昔は白がおったけど
いつ頃からかいなくなったな、理由はよく判らんが白が多くなりすぎるからかなといったとこでした。
ホームページを見つけては何故に白はダメなのと聞いてみても明快な回答がありません。
そこで柴犬学会の議論を見てまたまたこの質問「どうして白はダメなの」をする次第です。
展示会に出展するつもりはありませんが、本来日本犬が受け継いできた毛色が柴だけ、
白を排除する理由はなんでしょう。


どうして白はダメなの 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月 1日(金)14時11分53秒

白柴の父さん、いらっしゃいませ。
白柴についてですが、白毛の柴犬でも家庭犬・愛玩犬としてお飼いになるにはなんの問題も支障もありません。
ということを最初にきちんと言っておきます。

日保は白柴を「好ましくない」と表現しています。
展覧会から排除するということではなく、正確に言うと白毛も出陳できますが優良評価は与えられません、
ということです。
展覧会の目的は種の保存のため、より優秀な犬を選抜することですので、白柴はその保存を目的とした繁殖には
不適当だということではないのでしょうか?

柴犬の基本色は「赤」と言われる黄色がかった茶ですが、この色も体の各部分によって濃淡があり、
また柴犬の特徴である「ウラジロ」と呼ばれる、より薄い色の毛が出なければならない部分があります。
毛色の濃淡、ウラジロや斑の拡大や出かたによって、血液(犬種としての純血性)の退化などの目安にして
繁殖しているブリーダーは多くいます。
この点、白毛では純血性やそれが遺伝される確立の判別はとっても難しいでしょう。

「かわいさ」だけで家庭犬として繁殖させる人もいるでしょうが、白毛が持つ遺伝子はチンチラという薄淡化因子の
cch、白斑因子のsiがあり、これらは劣性因子になります。
この因子のホモ化が進んでいくと毛色だけでなく目・鼻・唇・肛門など、本来色素が濃く出なければいけない部分も
褪色していきます。
こうなってしまうとなんらかの重大な病気に関わってくる可能性が非常に高くなります。
日本犬が猟犬として山奥に残っていた時の繁殖は、猟性のある強い頭のよい犬を種にしていました。
もちろんこういう繁殖は犬の本質に基づいたものですので白でもなんら問題はなかったのでしょう、が、今現在、
柴犬の本質や優秀さが実証できない状況ではむやみな白毛の繁殖はしないほうがいいのでしょう。

最近、白柴の希少価値が出てきて子犬販売を目的にするHPが白柴を載せていますが同胎5頭のうちの4頭が白、
というのもあってびっくりしています。


紀州犬は白 投稿者:のん父  投稿日: 2月 2日(土)13時29分04秒

ですね。昔は有色のものもいたそうですが、白の名犬が現れて、みんな白くなってしまったと聞きました。
そうかもしれませんが、こんな考えもできませんか?
日本犬保存会でも猟能部会がありますが、これの参加は、ほとんど紀州犬ですね。
紀州犬が猟に使うという実用性を重視した結果、木々深い山中で見やすい白が優位とされた、という考えは
どうでしょうか?

白柴は白柴から、黒柴は黒柴から生まれて、(普通の赤の)柴犬とは違うと思っているような人が多いように思います。興味を持とうともしない人も多いですね。
毛色と遺伝性疾患の関連も含めて、正しい遺伝の知識を多くの人に持ってもらいたいです。


そもそも 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月 2日(土)15時13分24秒

今の柴犬の基礎となった小型犬には、白毛はいなかったのではないか・・・と勝手に思っているのですが・・・
確かに熊や猪を追わせた場合、銃猟犬には目印になるように、撃ち違わないように白が有利ですよね。
小型となると鳥や小獣類の猟に主に用いられましたから、こうなると逆に目立たない赤毛のほうが有利かと
思われます。
実際に昭和初期、斎藤弘吉や日保の創設に関わった人たちが、日本犬として純血性の高い犬 を探しあてたのは
茶褐色の犬ばかりでした。特に島根県を出身地とする山陰系は濃茶褐色で ウラジロもはっきりしていないのが
特徴です。
戦後の柴犬は極度な近親交配などからくる退化現象で薄い毛色が出るようになったのではないかと勝手に思っております。
白柴って言っても、実際はクリームがかった色で耳には薄茶色が残っているはずです。

前にも言ったように柴犬の基本は赤です。
白が黒が珍しい、売れるからと何も解らない人がむやみに白同士、黒同士の繁殖をしてしまうと、柴犬らしくない
柴犬が増えてしまうということですね。


白の遺伝 投稿者:白柴の父  投稿日: 2月 3日(日)14時51分41秒

じゃむさん、のん父さん回答をいただきありがとうございます。
確かに遺伝的に見るとcch遺伝子のホモが白を出すとすると、白を意図的に交配するとcchホモが固定される方向に向かいますね。
紀州が白優勢なのはそういった事情だろうと勝手に推測していました。
問題はcchにまつわる毛色以外の遺伝因子に病的な因子があるととてもまずいということでしょうか。
今まで調べた範囲ではそのような病的要素はないのですが、もしご存知でしたら 教えて下さい。
表現形質として現れなくてもヘテロでcchを持つ柴は存在しますから、希に白が産まれるという方が神秘性があって
よいのでしょうか。 因みに我が家の白柴も両親は赤でした。


白柴と繁殖 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月 3日(日)19時29分17秒

柴犬の白同士を繁殖し続けるとどうなるか、という結果は日本犬の文献には 見当たらないのです。
実際研究的にこれをした人はいないと思います。
ただ、柴犬保存会のほうでは、白毛が展覧会で賞を取っているようなのでこの団体の中では白柴の繁殖は行われて
いるかもしれません。
紀州犬に関してはやはり被毛は白であっても体の各部分の色素は濃くなくてはならない、というのが条件になって
繁殖されています。
洋犬の白毛であっても同じだと思います。これは色素遺伝子の完全退化を防ぐということでしょうか?

で、病気と白毛の関係ですが、これははっきりしたことは分からないです。
白い犬(マルチーズなど)に血小板減少症が多く見られるなどと言っている人もいるようですが、獣医学が進んだ
アメリカから言わすと毛色だけで結びつける根拠はなにもないのだそうです。
甲状腺機能低下症なども柴犬に多い病気とされていますが、これらも遺伝性によるものが多いそうです。
しかし、こういう病気を発生させないために、あらゆる方向から考えて可能性が予測される繁殖(劣性遺伝子のホモ化)
は避けるべきですね。
ヘテロでcchを持っていれば、赤同士、黒同士からも白が生まれるのは当然で、これが結構生まれているんですけど
ブリーダーが隠してしまうんですよね。
赤x赤・黒x黒で確実に親と同じ個体を出そうという血液の固定化(優性遺伝子のホモ化)を目指すためでしょうね。
でもこのように生まれた白柴自体は突然変異的なアルビノでない限り、健康で同胎の赤や黒となんら変わりはない
ので、家庭犬として犬も飼い主も十分幸せに暮らせるのですよ。
ついこの前、うちも赤x赤から生まれた白♂の子犬をお世話したのですが、そりゃあもう白くまみたいで可愛かったですよ〜。


ブリーディング 投稿者:白柴の父  投稿日: 2月 5日(火)20時32分24秒

じゃむさん、勉強になりました。
今回の件でブリーディングに関する考え方の片隅を除いた感があります。
いにしえに狼(?)から犬という品種が誕生し今の繁栄を勝ち得たのは、将にこのように理想の姿をイメージしながら
交配を重ねた賜なのでしょうね。
その気になれば良質の「白柴」も確立できるようですね。


柴犬保存会 投稿者:のん父  投稿日: 2月 7日(木)21時11分04秒

こんばんは。↓の掲示板
*http://.cgi
で、柴保の方の興味深い書き込みを見ました。
こんな方もいらっしゃるんですね・・

(*リンクは現在サイト上に存在しないので削除いたしました。8/8/2012)


訂正 投稿者:白柴の父  投稿日: 2月 7日(木)23時11分59秒

失礼致しました。前回「〜片隅を除いた感があります」と書いてしまいました。
「〜片隅を覗いた感があります」でした。

ついでにもう一言。白色系被毛の鼻は黒いか?確かに黒いようですね。
では白ラブの鼻も黒いか??

のん父さん:柴と言っても柴保と日保では他人のように見た目の印象を受けますが
      両者は「兄弟」「従兄弟」あるいは「昔の親戚」「他人」どの程度の
      血縁なのでしょうネ??


鼻色 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月 8日(金)08時35分36秒

白柴の父さん、訂正していただいて・・・変換違いはだいたいわかりますので
こちらできちんと解釈してます。(DeleteできるBBSに変えようか考え中です)

白ラブ(正確にはイエローという表現をされます)も薄茶色が入っていて、
白柴にちょっと似た毛色ですよね。で、鼻の色を見ると以外にピンクっぽいのがいますよね、
子犬時代は黒鼻でも成長するとピンクっぽくなるのもいます。(柴犬もわりとそうです)
でも、有色毛でも犬種(ビズラなど)によっては黒鼻でないのもいます。

鼻色を決める遺伝子ってどんなんだろ?


某掲示板のカキコミ 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月 8日(金)10時46分55秒

これは柴保に限らないことで、多分団体会員が増えれば増えるほど商業に走る人が目立つようになると思います。
現に子犬を売るための血統書を取るだけに籍を置いている人、いますよ。
んで、犬っていとも簡単に形を変えてしまうことができるから恐ろしいのです。
いかに代々同じ形・性質を維持しようということが難しいか・・・その犬種にはまり、勉強をして真面目に保存的な
意味合いの繁殖をしている人たちから見ると、商業用繁殖はまったく困るものです。はい・・・。
↑でラブのことが出ましたが、ラブの出産国イギリスにはサンドリンガム犬舎というのがあって、エリザベス女王が
ここでラブの繁殖を計画したという名門中の名門犬舎なのですが、ここのラブは日本には渡さないそうです。
この犬舎だけではなくイギリスの有名犬舎からは、日本人は犬をビジネスとして扱うので渡したくないと悪評のようです。


柴保柴と日保柴 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月 8日(金)11時50分34秒

柴保の犬は日保の犬から分裂したものです。だから「昔の親戚」です。
昭和34年(私は今まで35年と書いていましたが違っていたようです)に中城龍雄が日保を辞めて天然記念物柴犬保存会を創設しましたが、当時の柴保は日保に籍を置いた犬の移籍登録でしたし、日保犬との繁殖で生まれた犬も登録できましたので日保柴と柴保柴はあまり変わりの無いものでした。
しかし柴保の犬種標準は「原始性・原種性・野性」として改良されてきて、今では額段のあまりない細いタイプに固定されたというわけです。
で、日保はというと展覧会で見栄えがいいようにと太く大きくする人が増えてきた・・・

柴保から今はさらに2つの団体に分かれているようです。
犬をコンパニオンとして扱う現在、本来猟犬としてその性質を残してきた柴犬は・・・
日保はどのようになるのでしょう??


同じ柴犬 投稿者:のん父  投稿日: 2月 8日(金)14時25分53秒

鼻や肉球などの無毛部の色を出すのは、B遺伝子というシリーズらしいです。
またE遺伝子は、この強さを調節します。EE>Ee>eeの順に色を強く出します。
チョコレート色のラブは鼻も茶色っぽいですね。白柴もですが。
これらは、
『47 REMINGTON'S』*http://
http://www.hunds.net/
*http://.htm
 にありました。

日保の犬も柴保の犬も同じ柴犬ですね。
人間は愚かで欲深く、犬に迷惑をかけているかも、と思います。
ネット時代の現代も、犬を物としてしか見ないでは、過ちを繰り返しかねません。
しっかり犬から学ばねばならないと思います。

(*リンクは現在サイト上に存在しないので削除いたしました。8/8/2012)


そうか 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月 8日(金)18時02分33秒

鼻や目の色はB遺伝子でしたか。
レミントンさんのHPは読み直すごとに解って来ます。
メラニン色素の密集度で有害物質から体を守っているということは解り易いですよね
白人が日焼けにより皮膚ガンになりやすいのは納得!
美白の女王その子さんが肺炎にかかってあっけなかったのもそうなのか!(冗談)

うん、チョコレート色のラブは鼻も茶色っぽいし(というか毛色と同じ色っぽい)
目縁や唇の色も同じ色ですね。で、目も薄い色です。ビズラと一緒の出方ですね。
じゃ、イエローはみんなピンク鼻か、というとこの辺は紀州犬と一緒で真面目に
ブリーディングを勉強している人はきちんと黒鼻を作っていると思うのですよ。
ピンク鼻はビジネスの為に繁殖した印かもしれない・・・


のん父さん 投稿者:白柴の父  投稿日: 2月 8日(金)23時19分41秒

chikostffの紹介ありがとうございました。
私が抱いていた疑問の回答を見た感があります。
ラブは繁殖時毛並みに関するバイアスがなく自由な交配をした結果このようなデータが得られたのでしょうか?
柴における赤・黒・白・胡麻については基本の赤と続く黒を繁殖の基準にしたので
ラブのような遺伝の仕組みを解明するデータが無いのでしょうか。しかし展示会に白が
いた時代の記録を掘り起越すことが出来れば何かが判るかも・・・
しかし柴には裏白がある、これは如何に???
そして甲斐犬が持つ虎毛はまた未知の遺伝子が関与してるのかな???
すみません。???ばかりで。
ついでに、ラブの毛は根本から毛先まで単色、柴は根本は白、毛先が色を出す!!!
ラブの遺伝は柴にも応用できるのか???
またまた???ですみません


簡単に考えるなら 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月 9日(土)20時17分16秒

柴の黒をラブの黒、赤あるいは胡麻をチョコ、白をイエローと考えればchikostffさんの表に当てはめることができます。
裏白は白斑因子(Sシリーズ)によるもので柴犬に見られるアイリッシュ斑『si』を持つ犬種はたくさんいます。
バセンジー、Wコーギー、ウィペット、などが代表的ですがこれらは白斑と有色の境目がはっきりしているのが特徴です。柴犬の裏白は赤(あるいは黒)からボケた色調で交わって境目がはっきりしていないのが特徴です。
よく白足袋とかソックスと言われるのはこの因子が強く出ているということです。あと前に上げた犬種には鼻梁にこの白斑が出るのが特徴ですが、柴犬の鼻梁は有色が出ていなければなりません。ということで、同じアイリッシュ斑『si』でも柴犬は違う性質のものを持っています。これは『si』の+と−の因子のはたらきによってこの斑が出る領域を分けています。で、柴犬は赤同士の繁殖を続けて行くとこの斑はどんどん拡大して行きますので、濃い色同士を掛け合わせたり途中で黒を交配したりして拡大を防止します。この拡大が全身に及んだものを『sx』とし、マルチーズ、サモエド、グレートピレニーズ、紀州犬などがこれにあたります。
甲斐犬が持つ虎毛はEシリーズの『ebr』(ブリンドル)にあたります。ボクサー、グレーハウンド、ブルテリアなどにもブリンドルは出ます。
柴は根本は白、毛先が色を出す。これは一般に「ネジロ」と言って柴犬の良しとする毛の特徴ですが、この一本の毛に色の濃淡が表れるのを「野性の哺乳動物が持つ毛色」という意味合いでアグーチというAシリーズの因子になります。柴犬の赤は『ay』、黒は『at』としているが、私は『aw』に注目してみたい、野性灰色(ウルフカラー)と呼ばれるものだが一本の毛に色の濃淡の縞模様が表れて、生まれたては黒い毛が占めているが成長と共に薄くなり毛の根元は淡色で毛先は濃い色を持つ。というもので柴犬にまれに見られる特徴である。

簡単に考えるなら、なんて言って結構難しくなっちゃいましたね。(笑)


いつもご教示ありがとうございます 投稿者:のん父  投稿日: 2月10日(日)03時01分14秒

メラニンが1本の毛の中で動く速度を制御しているものがあり、それが毛の中での濃淡をつけているという話も聞きました。

8日夜からTOPに入れませんが、どうしたんでしょうか?


もうすぐ1歳 投稿者:白柴の父  投稿日: 2月10日(日)11時47分25秒

我が家の白柴は3月20日産まれ、もうすぐ1歳です。これは私の犬歴でもあります。
思い起こせば1年前、柴を飼おうと勉強を始め、白毛の存在を知り、その世間の扱いに疑問を抱きながら、探し出した1頭でした。犬の遺伝に関する勉強は白を飼えばこそ行き当たったテーマでした。そんな意味でも白には愛着を持ち続けております。
裏白が全面にまわるsx白とbeが生みだすイエロー白とあり、これが紀州の白と柴のミルクティー白
の違いだったのか!


あれ? 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月10日(日)18時58分00秒

今朝8時頃はトップに行けたんですけど・・・

のん父さん、メラニンって面白いですね。日本犬は実際に毛一本の中にいろいろなパターンで色が出ています。A遺伝子を持つ黒ラブもこのパターンが出ているらしいのですが、Eによりこの濃淡がはっきりしないということです。
みなさんのおかげで、これでだいたい柴犬の毛色遺伝子は理解したような気がします。
あとは黒X黒で赤が出るかどうかですけど、黒柴に赤毛が混じるところからなんとなく柴犬には赤毛が生まれそうな感じしませんか?

白柴の父さん、疑問は解消しましたか?
私も柴犬を飼うようになってからいろいろな疑問にぶち当たっておりります。文献を読み漁ったり実際に繁殖をしてみてこの疑問がクリアしていくごとに柴犬にのめり込んでいくのがわかります。


じゃむさん 投稿者:白柴の父  投稿日: 2月10日(日)22時35分39秒

柴の黒は、果たしてホモの発現形質ですか??
じゃむさんの思惑通り複数の遺伝子の関与で発現する形質なのではないでしょうか?
柴の黒はヘテロとちゃうか???そして「胡麻」は「赤」のバリエーションか???


パイボールド遺伝子 投稿者:のん父  投稿日: 2月11日(月)18時59分23秒

じゅんじゅんさんが、今日の「じゅんなん日記」で、先天的な難聴の柴犬のことを書いていました。
そこで、「難聴と犬」で調べてみたのですが、目や耳の遺伝的神経系の異常には、Sシリーズのパイボールド遺伝子が強く関与しているようです。
パイボールド遺伝子(Sp,Sw)は、本来の色を白色で覆います。
ダルメシアンや、マルチーズさえも本当は黒い色ですが、上を白で被われているために、見た目は白いようです。
ダルメシアンの斑点は、白にT遺伝子が穴をあけて、下の黒色が見えるようになったものだそうです。
被われて見えなくなった本来の色は、肉球などの無毛部に出るので、ここが健康の目安になります。
ダルメシアンは、このパイボールド遺伝子を普通に持っており、難聴が多いです。

柴犬は、↑のじゃむさんの記述のように、Siのはずです。
しかし、白柴の中にはパイボールド遺伝子を持っているために白いものがいるのかもしれません。
先人は、経験的に白の交配を続けると、こうした神経系に異常が起こることを知っており、
そのために、白柴は繁殖NGになったという考えも、できるのではないかと思います。


黒柴のホモとヘテロ 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月12日(火)14時53分22秒

赤柴は『AyAy』のホモと『Ayat』のヘテロ型があります。(『Ayat』は黒毛の出具合によって、赤胡麻・黒胡麻の毛になる)
が、黒柴は『atat』のホモ型のみ。(『Ay』は『at』より優性なので『atAy』とはならない)

この毛色遺伝子学上では、黒『atat』X黒『atat』から赤は出ないことになります。
しか〜〜〜し!黒X黒から白が出る。
これって『e』と『b』と『cch』の関与?それとも黒がやっぱり赤の因子を持っているのか?


Re:パイボールド遺伝子  投稿者:じゃむ  投稿日: 2月12日(火)16時52分45秒

ちょっと検索したら、こんなのがありました。
先天性疾患として、
* * * * * * * * * * * *
白毛の犬:一般的に聴覚障害 虹彩色は青、盲目、生殖不能
白皮症(白子) 常染色体劣性遺伝 全身メラニン欠乏 皮膚白色 青色眼 視力低下
白斑 メラニン減少症 徐々に進行する色素脱失 3歳以前発症 ベルギーシェパード、ジャーマンシェパード、コリー
チャウチャウのチロシナーゼ欠乏症 子犬の体色変化 黒舌→ピンク色 毛幹の一部が白色 頬粘膜の色素脱色
グレーコリー症候群 銀灰色被毛と白味がかった鼻鏡のコリーの子犬 同胎犬よりも小さい 発熱 下痢 結膜炎
ワールデンブルグ・クライン症候群 白斑 被毛の鉛色傾向 色素沈着異常 ブルテリア、シーリーハムテリア、コリー、ダルメシアン
* * * * * * * * * * * *

ダルメシアンの難聴は遺伝疾患として有名ですよね。あと、ブルテリアも難聴やてんかんなど・・・
本来メラミンによって体全体が濃い色素で成り立っているものを、毛だけならまだしも皮膚まで白くしてしまうような遺伝子操作(繁殖)をするのは、犬のためにはならないのですよ。
だから犬種標準(スタンダード)にミスマークとか厳しい規定があるんですよね。
洋犬は改良を加えて過剰な遺伝子操作をしてきた結果、このような疾患が多いのだと思います。
幸いなことに日本犬はその体形体質を保存するような繁殖がされてきましたので、遺伝性の先天疾患は少ないはずです。
じゅんじゅんさんが書いていた難聴の子犬も親や先祖犬を見てみないと遺伝的なものかわかりませんが可哀想ですね、でもこの子犬に飼い主を見つけてあげることを願って、もし良い飼い主が見つかったとしてもなんの解決にはなりません。
こういう知識を持たない人が繁殖をするということは「いったい犬ってなに?ただの金儲けの道具なの?」「自分の楽しみのためだけに子犬を生ませるの?」って思ってしまいます。


黒×黒=白? 投稿者:白柴の父  投稿日: 2月12日(火)23時23分41秒

黒から白が出ることの説明は
*http://www.html
の解説が判りやすいですね。
赤と黒を交配したら胡麻になるか?、その他の因子も関与しているのでしょうね。
因みに人の血液型でもABOはほんの一部でその他の血液型(RH、MN・・)もあり表現形質となると複雑ですね。

(*リンクは現在サイト上に存在しないので削除いたしました。8/8/2012)


Re:黒×黒=白? 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月13日(水)10時57分36秒

そう、私も最初は簡単にcchのキャリア同士だから『cchcch』が白を出すと思っていたのですが、私の持っている文献には、「たとえ『cchcch』型の黒に対してもその作用(cch)を殆ど発現しない」とあるのです。だからもっと他の因子が関わっているんだろうと思ったわけです。


また毛色ですが 投稿者:のん父  投稿日: 2月17日(日)01時50分42秒

先日のウエストミンスター展のBOBの写真を見ました。
じゃむさんの嘆きや怒りが理解できたような気がします。

毛色の話ですが、47 Remington Newsを、再度じっくり読んでみました。
じゃむさんのおっしゃるように、cchは茶にのみ作用し、黒には影響しないようですので、黒×黒で、
atat・ee・cchcchとなったとしても、赤い部分が薄くなった黒白の犬ができるだけで、白柴はできません。
やはり、ダックスでいえば、白柴はピュアクリームではなく、パイボールドに相当するように思います。
白柴を繁殖すると、斑が出たり、神経系の異常が出たという報告はないものでしょうか?

ダルメシアンに相当する、柴のパイボールドというと、例にあげて申し訳ないのですが、
*http://.html
のチビちゃんという犬のようなものですか?

(*リンクは現在サイト上に存在しないので削除いたしました。8/8/2012)


ふぅ〜 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月17日(日)23時52分26秒

FCI行って来ました。疲れた〜・・・
サルーキをじっくり見てきました。B&Tが多かった、良いのいましたよ。
柴犬は出陳が4頭と聞いていたのですが、メス3頭だけでした。
あ〜、日保の春季展早く始まらないかな・・・

毛色の話ですが、
『W』という因子が関係しているのでは?と言う人もいるんです。W因子を持つ黒柴同士から生まれると考えるとしっくりいきますよね。
白同士の繁殖は聞いたことないです。たまに赤を掛ける人はいますけど実際にどのような犬が出来るか見たことは無いし、今だからペットブームで変わりものが好まれそうですが、一昔前は毛色が変なのは淘汰されていたんでしょうね、ブチなんか結構出ていたんじゃないでしょうか・・・
で、そのブチですが昭和30年後半に「コロ玉号」という黒ブチの犬が種オスで活躍した頃があったんです。この犬の母犬は黒柴「毬号」、父犬は「コロ駒号」という赤。コロ玉をよく知る人に言わせると、両親から見てブチが出るのは推測できる、とのことです。(なぜかは詳しくいいませんでしたが・・・)
チビちゃんという犬もパイボールド『sp』ですよね。ダルメシアンというとピンとこないのでビーグルを想像するといいかもね。で、この斑の特徴として有色が顔と腰の上部に主に出るんです。(肩から首の部分は出ない)ハウンドタイプの洋犬によくある斑です。
ここでおもしろい話をひとつ・・・
伊豆で天城犬と呼ばれた地犬が猪や鹿猟で活躍していました。都会に近いこともあって、追い鳴きをするのが便利だということで明治中期頃ビーグルなどのハウンド系を混血したりしたそうです。天城犬は昭和に入る頃にはもういなくなってしまったようですが、このような血がどこかに残っているのかも・・・と想像させられませんか?
ダルメシアンに出るティッキングというのは柴犬の場合は脚の方の白毛の中に細かい斑が出ます。日保の審査決議事項にちゃんと「肢先の白毛にある斑点(サラサ)の顕著なものは減点する」とあります。
きちんと繁殖の定義にはまっているんですね。


黒柴はなぜ夏に弱いのか 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月21日(木)22時20分34秒

色素細胞についての本に面白いことが書いてありました。
皮膚や毛色を産生しているのはメラミンですが、このメラミンは光のエネルギーを電気的エネルギーや熱に変換する能力をもっている。特にユーメラミン(黒〜黒褐色を出しているもの)はその分子の構造と結合様式から可視光線が大部分吸収される(黒色が日光に当たると高い熱を出すというのはみんな知ってますよね)で、さらにメラミンは電気的エメルギーを貯蔵してそれをゆっくりと熱に変換することができる。すなわち半導体の伝導性のように・・・そして温度とともに上昇する。またメラミンは誘電生物質であり、分極することもできる。
ということで黒柴の黒毛は、たとえ日の当たらないところでも終始じわじわと熱をこもらせていると言うわけです。


アカデミック 投稿者:白柴の父  投稿日: 2月26日(火)20時39分39秒

柴犬学会の更新版拝見しました。ど素人の発言を記録して頂き恥ずかしい限りです。
独自の科学的論証路線に拍手です。
白化の遺伝因子とメラニン色素の関係で白化のリスクはよく判りました。
主に洋犬種を対象とする白化因子のメラノサイトに関するリスクは判りましたが、日本犬、
特に紀州犬を代表格とする白、に関してこれらのリスクファクターは該当するのでしょうか?

因みに我が家の白柴は、幼時:鼻は黒、肉球白、爪白、目の回り黒(瞳は黒褐色)でしたが、
現在、鼻はベージュに変化しました。

日本犬では、白は普遍的に発言する毛並みで、洋犬腫の希毛並みとは違った背景があるように
推察するのですが、これまた異論でしょうか??


Re:アカデミック  投稿者:じゃむ  投稿日: 2月27日(水)12時14分47秒

私もど素人です。最初は色素(白毛=退色はなぜいけないか)については漠然としか把握していなくて、日保の審査員に尋ねても曖昧な返事がくるだけでした(私がシツコク真面目に聞かなかったせいでしょうが・・・)
でも、ここに質問が来るようになって討論していくうちに「おっ、これは真剣に解明しなくては!」とがぜん奮い立ってきました。(のん父さんと白柴の父さんにはホント感謝です)

色素異常の発生メチャクチャ複雑です!とても簡単にまとめられないっっ!!
(前は肉眼で犬の表面を見ていたのが、今はマクロ顕微鏡状態)
とりあえず盲目と難聴はメラニン欠乏とメラノサイトの欠損ということで・・・(笑)
紀州犬はちょっと詳しくないのですがリスクファクターはどうなのでしょう?
私が思うに、ペットショップなどに並ぶポピュラーな犬種ではないですよね、「売れるからなんでも繁殖しちゃえ〜、ちょっとヘンでも売っちゃえ〜」っていう人は少ないだろうし、繁殖するにしても猟犬としての本質と犬としての体質が厳格に守られていると思うのです。そうするとリスクを持って生まれた犬などは淘汰されてきたと考えられるのですが。

白柴くん鼻の色が変わりましたか・・・鼻黒のまま成長するのはあまりないみたいですね。逆に被毛の茶色は濃くなったりしますが・・・。

後日談: 白柴が成長するにつれ段々と赤色が現われるのは、『ee』の遺伝子を持っているということだそうです。黒柴同士から生まれる白は、親黒がお互いEeの遺伝子を持っていて、このe同士が組み合わさったeeが白毛を作るということです。e-redとも言われ、生まれた時はeeによって赤毛色が隠れていたのが少しずつ現われてくのだそうです。
また、cchcchによる白は生まれた時は幾分濃い赤であり、成長に従い白く変化していくそうです。(3月27日)


メラノサイト 投稿者:白柴の父  投稿日: 2月27日(水)18時50分57秒

ユウメラニン(黒)とフェオメラニン(赤〜茶)が毛並みの発色をコントロールし、その元を遺伝子が複雑に調節している。
そしてメラニンこそメラノサイトの発生段階にかかる重要物質でそれは神経系の発生に関わるため、これらのメラニン発現が抑制される白色系犬種には難聴・視力障害のリスクがある。
ダックスの毛並み遺伝を紹介したHPが詳しく解説してくれます。
*http://www.html
幸いうちの白は、視力、聴覚ともOKなようです。
振り返ると、生後120日を過ぎた頃から鼻の黒が所々抜けが出始め、毛並みは淡い茶(ミルクティ)が混じりだしました。そして180日頃には鼻は褐色に変化しました。
全身をめぐるメラニンのなせる技なのでしょうか。

(*リンクは現在サイト上に存在しないので削除いたしました。8/8/2012)


ご紹介サイト 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月28日(木)14時13分59秒

白柴の父さん、サンキューです。
早速拝見してます。(現在進行形)
のん父さん、ここにありましたよ!B&Tからクリーム(白柴のことを今からこう呼びます)が出るヒント。
cchはatに作用しないけど、eeによってフェオメラニンに変わったatatにcchが作用するのかもよ・・・
え?そうすると黒同士でも赤が生まれるってことになるのか・・・?

まだ最後まで読んでいないので途中意見です。(笑)


なるほど 投稿者:じゃむ  投稿日: 2月28日(木)22時22分25秒

ご紹介サイトに出ていた「ホワイトベリー(白腹)アグーチ」。これは・・・
「ユーメラニンが腹側では恒常的に強い抑制がされるためフェオメラニンのみによる黄色っぽい均一な色の毛で覆われます。」とありますが、私の手元の文献にも
「神経管を走出したメラノサイト前駆細胞は体節に添って間質を移動していく。背部にある神経管から遠い腹部や四肢は到着するのにより長い時間を要するのでこの部分により幼若な白斑依存性のメラノサイトが多い。」と書かれています。
すなわち、野性色の柴犬の腹と四肢の内側は淡い色が普通で、これにsiやspが関係してより白い色に、そして拡大させているということでしょ?で、これが裏白といわれるものなのだ。
ということは裏白の範囲が狭く、白といわないまでの淡色をもった柴犬はより野性に近いということになるわけだ・・・


リニューアルおめでとうございます 投稿者:のん父  投稿日: 3月 1日(金)00時28分15秒

↑のじゃむさんの仮説には、なるほどと思いました。
レミントンさんでも「E因子のいたずらで、B&T同志からレッドが出る可能性がある」と書いてありましたね。
私が今、関心があるのは、白柴はB&T同志の交配で出やすいか? ということです。
黒柴は、最近人気があるようで、黒同志の交配を望まれる方が多いように思います。
黒柴のオーナーさんは、赤とかけて黒が出ないとがっかりして、「出てきたのは、柴犬ばかりだった」???・・と思うみたいです。
決して白柴が悪いとは思いませんが、増えすぎたり、望まないのに生まれては気の毒とは思います。


あはは・・・ 投稿者:じゃむ  投稿日: 3月 1日(金)15時01分34秒

>「出てきたのは、柴犬ばかりだった」???

いったい黒柴って何犬なんだ?(笑)
でもね〜、黒柴を生ませるのって以外に簡単ですよ、赤X赤でも先祖に黒がいれば四分の一くらいの確立で出るだろうし(赤が黒の差し毛を持っていれば可能性大)・・・あとオス犬が赤でも黒をよく出す個体かどうか知っていれば、確実に黒を生ませる交配はできますよね。これは白にも言えることでやはり白を出す種オスはあっちこっちで出してるもんね。
赤オスと黒メスで赤だけ5頭生まれたのがあったけど、こうなると親赤は確実ayayということになりますよね。ブリーダーは黒が欲しかったようですが・・・(苦笑)
でも、素人が黒柴に興味をもってやたらな黒X黒の繁殖で四つ目も無いようなまっくろけっけな犬作っちゃうのもなんだかなぁ〜

白柴はやっぱり赤同士から出るのが多いんじゃないかなぁ・・・(統計とったことないので詳しくは判りませんけど)


以上は十数年前にやりとりされたものです。サイトをサーチしながら試行錯誤状態で毛色を発生させる遺伝子を探っていましたが、2012年2月に新しい情報をいただきましたので以下に記載いたします。


こんにちは、きり父と申します。
柴犬学会の記事で白柴について議論されていますが、我が家で一応の結論が出ましたのでお知らせします。

最近では民間検査会社で、犬の毛色遺伝子検査が可能になりました。

我が家の雌柴が同じ雄犬との間で2回出産して、淡赤白柴が2回生まれました。確率的には、1/3と1/4でした。そこで、両親と淡赤子犬および赤毛子犬の計4頭について、上記の会社で遺伝子検査してもらいました。

両親と赤毛子犬 全て赤毛
遺伝子型は三頭とも同じ
アグーチA遺伝子座 Ay/At(赤、BTヘテロ)、E遺伝子座 E/eヘテロ
(赤ハーネス=母、青ハーネス=赤毛息子、手前=父)

淡赤子犬(娘)
遺伝子型
アグーチA遺伝子座 Ay/Ay(本来はホモ赤)、E遺伝子座 e/eホモ

検査結果から、エクステンションE遺伝子座がe/eホモ型になると、アグーチ遺伝子型に関係なく白とか淡赤になるようです。チンチラCchとか白斑拡大因子は無関係のようです。
e/eホモ型が白毛であることは、日本の大学の研究者が白毛秋田犬の遺伝子解析で報告してます。我が家の淡赤柴犬と白毛秋田犬は、同じe/eホモ型でした。詳しい論文はこちら

柴犬の赤毛遺伝子については、従来はAyまたはAwなどと推定されており、きちんと確定していませんでしたが、今回の検査でAyが赤毛で間違いないと考えられました。これは秋田犬でも同じです。

犬のアグーチ遺伝子はAy=赤毛(フォーン)、Aw=胡麻毛(ウルフセーブル)、At=ブラックアンドタン、a=黒一色の4種類であり、優性順位はAy>Aw>At>aであることが2011年の新しい学術論文で決定されています。

私の想像では、柴犬のアグーチ遺伝子には上記4種全てが存在すると考えています。ただし、Awとaを持つ柴犬個体は少ないと思われます。黒柴同士を何代も交配すると生まれる「タン無し黒一色」というのは、a/aホモ型が分離したものと考えられます。また胡麻柴が少ないのは、赤毛Ayよりも胡麻毛Awの方が劣性であるので、Aw/Ayヘテロでは「赤毛(に黒差し毛)」にしか見えず、Aw/AwホモおよびAw/At(or Aw/a)でないと胡麻毛に見えないためと考えられます。「THE TOTAL SHIBA」に書かれている、Ay/Atで胡麻毛というのは、まったくのデタラメでしょうね。毛色遺伝子については、2005年以前に言われた古い俗説は、疑ってかかった方が良いです。ここ10年間で犬遺伝子研究は、ものすごく進歩してます。

最新の遺伝子検査を使えば、複雑と思われた毛色遺伝も非常にクリアになります。また、従来から言われていた俗説の多くが、非科学的でデタラメである事も明白になりました。

白柴は日保展覧会では評価されませんけど、別に突然変異の奇形ではなくて、白毛遺伝子としては最も
ポピュラーなe/eホモ型ですから、健全性に関しては何の心配もないと確信しました。


きり父様、ありがとうございました。

Dogactuallyの「白い毛色は4種類!?」という記事も紹介します。
こちらで最後のほうに記述されているMC1RがE遺伝子の事だときり父様から補足をいただきました。

(8/8/2012)

 長文を読んでいただいてありがとうございます。
色素異常症は目、耳、生殖器、血小板などの疾患と大いに関係があります。(ブルーマール同士の掛け合わせで異常が出るのを警告しているサイトは多くなりました。)柴犬の毛色因子は極限られていますので繁殖の際には正しい因子を持った個体を選んで健全な子孫を残してあげたいものですね。

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